固定ページと投稿ページ

WordPressには「固定ページ」と「投稿ページ」があります。今回はそれぞれの特徴と使い分けについてお話しいたします。

それぞれの特徴

「投稿ページ」の特徴

もともとWordPressはブログ用に開発されました。「投稿ページ」は「ブログ投稿ページ」で更新頻度が高いことを想定されています。したがって「投稿ページ」は多くのページが蓄積されることを前提に、ページの見やすさやまとめ易さに焦点を充てた下記の特徴があります。

  1. カテゴリー分類ができる
    今ご覧頂いている開門のサイトも現在2つのカテゴリーのブログを掲載しています。「奮闘するウェブマーケティング担当者様へ」と「悩めるウェブサイト担当者様へ」というカテゴリーです。
  2. アーカイブ表示ができる
    上記カテゴリーのアーカイブが自動的に作成されます。
  3. 投稿日/更新日が表示される
    したがって時系列に投稿を並べたり、最新記事を表示させたりすることができます。
  4. トップページと自動連動することができる

「固定ページ」の特徴

上で挙げた「投稿ページ」の特徴は、他のページとの関連性が高いものでした。一方、「固定ページ」は独立したページであることが特徴です。

  1. カテゴリー分類ができない
  2. アーカイブ表示ができない
  3. 公開日/更新日、投稿者が表示されない
  4. トップページと自動連動することができない

それぞれの使い分け

それでは「できること」が多い「投稿ページ」の方がいいのかと言えば、必ずしもそうではありません。それぞれ適した使い分けがあります。

「投稿ページ」の使用例
企業のウェブサイトで使用する場合、投稿日/更新日を表示することができ、時系列でも表示できる特徴を生かせる例として、プレスリリースページ、イベントページ、ウェブニュース等が挙げられます。WordPressのダッシュボードではすべて同じ投稿一覧にまとめられますが、各投稿ページに「プレスリリース」、「イベント」、「ニュース」のようなカテゴリーに分類すれば、それぞれアーカイブという形で時系列で表示することが可能ですし、最新記事を抜粋して表示させることも可能になります。

「固定ページ」の使用例
固定ページはアーカイブ、公開日の表示を必要としない独立したページで利用できます。
企業のウェブサイトで使用する例として、会社概要ページ、問い合わせページ、製品/サービスページ等が挙げられます。

ウェブサイト管理者、ウェブサイト訪問者双方にとって快適なサイト作りに、それぞれ適したフォーマットをご利用ください。

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